個人でも企業の経営者でも『僕、稼ぎたいんです!』って人は沢山いる。
実際、僕もそうだ。
僕は仕事がら、経営者やこれから起業する若き起業家など、『お金を稼ぐぞ!』と言う人と接する機会が多い。
だが、僕もそうだったが、『お金を稼ぐぞ!』と言いながら、このたった一つの質問に明確な答えを返せる人と出会うのはとても希な質問がある。
『お金を手にしてどうするんですか?』である。
縁あって、今この記事を読んで下さっているあなたは、この質問へ明確な答えを出せただろうか?
「自分が何を追っているの?」

たとえば個人や会社員をされている人に“お金があるば幸せになれる”と答える人は多い。
では、『あなたにとっての幸せとはなんですか?』
と聞くと “いや、不安にならない位のお金があって。。。” “楽しくいきれて。。。” みたいな、とても“フワッ”とした答えになる。
では、経営者ならどうか?
もちろん、「なるほど! そんな所まで見越しての現在地がこう言う事なんですね!」と驚かされる答えを聞かせてくれる経営者も沢山いる。
が、例えば ”100億円企業を目指す!” と言う経営者に『100億円企業になってどうすんですか?』と聞くと『。。。。』答えられない。
要するに、みんな漠然と『お金を稼ぎたい!』とは思っているけど、“何の為に稼ぐか”は分かっていないのである。
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そこから生まれるもの
以前の記事で書いたが、僕も正にこれで、ただ何となく流れの中で企業し、“何の為に稼ぐか”と言う事を持っていなかった。
つまり、『行き着く先が分かっていないのに、何を頑張るの?』『目的地も分からないのに走ってどうするの?』
と言う状態で事業を惰性に任せ進めていた。
この状態でも、結果として成功者と呼ばれる様な成功を成し遂げる人もいるとは思う。
だが、そんな人たちも含め、目的を絞れないまま、人生を進む大きな弊害が“悩み”と“不安”である。
僕は起業してから、常に日常の中で抱いていた物が“悩み”と“不安”である。
要するにお金を稼ぐと言う目標はあったとしても、稼ぐ目的を絞っていなかったから、“悩む” し “不安” だったのである。
何故なら、どんなに頑張ったって、何処にたどり着くか分からないから。
例えるなら、カーナビが近いのかも知れない。
当たり前だが、カーナビは目的地を設定すると自動的に目的地までのルートを案内してくれる。
それを事業に置き換えるなら、目的地が無いのに、進むべき道など決まるはずも無いし、この道は狭いからこっちから行こう!などと、目的地に向かう為のアイデアも、目的地が無いのだから創造されるはずがない。

仮にお金を稼いで何かをしたい事がない状態で、仮にお金を稼いでしまうとどうなるのか。。。訳の分からないことに派手に使う様になる。
結果、僕も少しばかりいい感じで売上が立ち出すと、浮かれてしまい失敗したタイプの企業家だ。
どうでもいいような車、原価1本1万円もしないようなシャンパンに10万も20万も出して、目立つ為だけに何百万と使う。
酔っ払い達しか集まらないような場所で、一瞬目立ち、次の日の朝には二日酔いとともに、みんなの記憶から消え去るような、そんなちっぽけな見栄の為に今まで頑張ってきたのですか?
と言う行動をしてしまうのである。
まとめ
つまり何が言いたいかと言うと、
『お金を稼げたから、幸せになれるのではなく、稼いだ先にある目的に向かう為にお金を稼ぐ事が大事で、それが無いとまま稼ぐと不幸になり得る事もある』のだ。
とは言うものの、”稼ぐ目的、言い換えるなら人生の目的を見つける” 。。。いやいや、『それが難しいから悩んでいるんじゃないか!』
と思われる方も沢山いると思います。
これはついては、近日中に科学的研究結果に基づいた ”人生の目的を見つける思考法” を記事にしたいと思います。
本日もあなたの時間を投資していただきありがとうございました。