『ずっと頑張ってるのに報われない、結果が出ない。』
僕たちの日々の中でこんな経験をする事は少ない。
そうだ、なかなか報われない努力は確かにある。
だが報われない努力を脱出し、報われる努力をできるようになる方法がある。
今日はその話をしていこうと思う。
先日成長マインドセットの記事を書いた。やればできるの考え方だ。
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もう一度簡単に言うと、このやればできるの考え方を心理学では『成長マインドセット』と呼ぶ。
成長マインドセットには2つの考え方があり、グロースマインドセット(成長マインドセット=しなやかなマインドセット)とフィックストマインドセット(硬直マインドセット=こちこちのマインドセット)と言う考え方がある。
そして成長マインドセットは『自分の能力は鍛えれば向上するし、未来の可能性は無限大で自分で様々なことを決めていける』と言う思考。
一方で、硬直マインドセットと言うのは『自分の能力や可能性と言うのは決まっていて、もうどうにもならないと考えている』つまり成長につながらない思考だ。
そして勘違いしがちなのが、この2つのマインドセットを二元論で考える人が多い。
例えば、“自分やあいつは常に硬直マインドセットだからもうだめだ。”であったり逆に“俺は常に成長マインドセットだから可能性に満ち溢れている。”などと考える人がいるが、基本的にそんな事はありえない。
要するに何が言いたいかと言えば、僕たちは成長マインドセット、つまり可能性に期待を持って自分を信じてあげることができることもあれば、硬直マインドセットになってビジネスはうまくいくが女性関係は俺にはだめだ。などと自分で可能性を決めつけてしまうことがよく起きる。
つまり僕たちは、成長マインドセットと硬直マインドセットを使い分けながら生きているのだ。

その為ポイントとしては、自分は今、可能性をありのままちゃんと見れているマインドセットなのか、それとも自分がこう!と決めつけてしまい新しいチャンスや可能性を逃すマインドセットなのかを常に意識してチェックし続けるということがポイントなのだ。
つまり報われない努力をしている人と言うのはどういうことなのかと言うと、このマインドセットが切り替わっていくと言うことをわかっていない。
“今、自分がやっている仕事はこういう仕事だから新しい可能性は無いのだ”と決めつけてしまったり、“俺はしなやかなマインドセットを使って仕事をがんばっているが、それでも成果が出ないので仕方ない”などと言う人は、実は自分はしなやかなマインドセットを使っていると言う思い込み(偽しなやかマインドセット)が、自分を硬直させてしまっている、硬直マインドセットなのだ。
僕たちのマインドセットはこのように“硬直したり”、“しなやかになったり”、“やればできると言う感覚が持てたり”、“いや、やってもダメだと言う感覚に陥ったり”と言う事が、常に切り替わっているのだ。
そのため、今自分がどっちのマインドセットになっているかということを認識する事はとても重要なことなのだ。
そして、それを認識する“何が大事なのか?”と言う事を考えると、報われない努力から脱出する方法が3つある。
報われない努力から脱出する3つの方法
1.継続的な努力
がむしゃらで一夜漬けのような勢いの努力ではなくて、毎日続けられる努力。
つまり無理をし過ぎないということがポイントになる。
毎日続けられる努力を継続することにより、一定の生産性やパフォーマンスを出してる人が成功を掴む。
何歳になっても成功つかむ人の特徴と言うのは、一定のパフォーマンスを出し続ける人と言うことが研究で解っていたりする。
そのため継続してできるレベルの習慣や仕組みを作ることが大切で、一夜漬けで勢いでするような努力はダメなのだ。
毎日普段の生活をしながらでも、続けられるような努力を決めて、その努力が1番効率的にできる方法を考える。
2.正しい戦略
『どうすれば最短でその自分がやるべきことを達成できるのか?』、『どうすれば自分がやっていることが進んでいることを正しく認識できるのか?』などと言う戦略が大事。
さっきの例のような、一夜漬けや気合で乗り切るのではなくて、きちんと戦略を立てて進めないと上手くいかない。
例えば、毎日筋トレをやろうと決めて“何時にやれば1番習慣付けしやすいの?”、“何時にやれば1番仕事との調整をしやすいの?”、“何時にやれば1番筋肉がつきやすいの?” などと言う事をきちんと調べて戦略を考える。
戦略なき努力と言うのは無駄になりやすい。
3.リソースの有効活用
問題なのは、先程の『偽しなやかマインドセット』が一番の問題だ。
戦略を考えずがむしゃらに努力をする、「俺はやればできるんだ」 「可能性は無限大だ」などと考える事は。無駄な努力を起こしやすい。
つまり、がむしゃらに努力する事とやればできると言う事は違うのだ。
きちんと戦略を考え、その上で自分が持っている才能やリソースを有効活用し、継続した努力をするから、“やればできる”なのだ。
要するに、大体の場合が頑張ってるのに上手くいかないと言う人は戦略が足りないのだ。
やればできると思っているせいで、自信があり前向きな状態にはなれているが、それが逆に逆効果になってしまっており、効果的な事が出来ていないのだ。
なので本当は、効果的なことを思考した上で、“やればできる”なのだ。
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マインドセットの正体
人間のメカニズムは面白い作りになっており、例えば子供のマインドセットを鍛えようと言う研究もあるのだが、子供で言うならば、子供の成果を褒めてはダメなのだ。
『成果ではなく、成果につながったプロセスを褒めよう』と言う結果が出ている。
例えば、良い点数を取った事を褒めると子供は“ズル”をしやすくなり勉強力が落ちるのだが、『毎日勉強してたから良い点数が取れたのだよね』と、毎日勉強していたと言うプロセスを褒めてあげるとその努力が習慣化され成果が出やすくなったりする。
大人の場合も全く同じで、“やればできる”と思い成果だけを見ていると、何が起こるかと言えば、モチベーションが下がってくる。
そうではなく、やればできるとは思うのだが、何をやればできるなのかを試しながら、毎日やっている行動にフォーカスしていく、その結果、成果が付いてくる。
つまり結果を追うのではなく、普段やってきたプロセスによって結果が上手くいく。
『それならこのプロセスは合っているだろうから、これをどんどんやって行こう!』と言う思考と習慣を付けるのだ。
逆に結果が出なかった時は、
『上手くいかなかったのは、そのプロセスが間違っている可能性があるので少し変えてみよう』と言うように、戦略を立てるために結果を利用するのは良い。
ただただ結果を追い求めるために、“がむしゃらにやればいいであったり”、“気合いであったり”、“根性であったり”と言うのは成長マインドセットとは違うのである。

つまり何がいいたいのかと言えば、“努力が最も重要なのではない。”
確かに努力も大事ではあるものの、“その努力でちゃんと成長したのかどうかを分かるようにする事“が最も重要なことなのだ。
なので何かしらの問題が起きた場合は、“努力だけではどうにもならない”と言うことを認識しなければならない。
そのため効果がない戦略を続けて、努力の量などを倍にしたとしても意味がないのだ。
つまり仕事をたくさんしてて成果が上がっていると考える人は多いが、少ない仕事で同じ成果が上がる場合は皆さんはどちらがいいですか?
おそらく少ない仕事で、同じ成果を選ぶ人がほとんどだと思う。
その様に、有効な努力や活動なのかと言う事をチェックしていく事がポイントになる。
要するに、“使える戦略を生み出すために努力をしよう”と言うことなのだ。
まとめると、継続的な努力と戦略そしてリソース、この3つがないと基本的には成長マインドセットにはなれないと言う事だ。
※リソースと言うのは時間であったり自分だけの資産。
例えば、“今は無職なので時間があるからその時間を使い色々な事が出来る”であったり、逆に社会人で本業があるので、“あまり時間は無いが生活する為のお金はあるから、その空いた時間を思いっきり自分の将来や、やりたい事に投資出来る”であったりと言うように自分だけが持つリソースを見つけると言うことも僕たちには大切な事だ。
要するに自分がしている努力が報われているのか、ちゃんとチェックする仕組みを習慣化し、そしてその成果が最大になるような戦略を考えて立て、今よりも少ない努力で成果が出せる事を目指そう。
そして、自分にしか無いリソースを上手に利用する事により、他の人にはない成果を出しましょうと言う事が成長マインドセットやればできるということの本当の正体なのだ。
本日もあなたの時間を投資していただきありがとうございました。